賃貸物件の遺品整理

賃貸物件には、それぞれルールがあります。公営住宅、社宅、アパート、マンションなどです。入居者が死亡した場合、期日以内までに部屋を引き渡すことというような内容も指定されています。その日までには遺品整理を終わらせ、部屋を出て行かなくてはなりません。このため賃貸物件では遺品整理を早急に進める必要があります。

公営では3ヶ月が目安

市営住宅(町営、村営住宅も含む)

県営住宅(都営、府営、道営住宅も含む)

公務員住宅

公務員住宅は「国営」になるのでくくりが変わります。どのくくりでも退去までのルールは日数、月数など定めは同じではありませんがほぼ3ヶ月が目安になっています。自治体ごとに多少期日が変わりますが企業の賃貸物件と違い公営ということで右にならえ的な感じで公平感を持ったルールになっています。なので3ヶ月までに退去するということになります。

民間賃貸ではだいたい6ヶ月は出なくて良い

このことは物件や契約内容にもよりますが基本的に6ヶ月は退去しなくても良いでしょう。大家さん側から入居者に対して退去して欲しいという時告知期間というルールの元、最も早くても6ヶ月間の期間を設けることになっています。例えば、アパートの改修など大家さんの都合でどうしても退去をお願いしたいということがあります。しかし、入居者もすぐにという訳にはいきません。そのため正当な事由が大家側にあれば、6ヶ月以降なら退去を要求していいというルールがあります。正当な…ということが前提です。つまり、6ヶ月以降でも追い出せません。これは入居者の権利です。しかし、借りている以上は家賃は発生しています。無駄な支出になるのです。ということは出来るだけ早く遺品整理を進めることが大切です。

入居者が亡くなったという理由だけで追い出すことは出来ない

入居者が亡くなったから…という理由だけで追い出すことはできません。なぜなら賃貸の滞納など別の問題があれば話が分かりますが亡くなっても家賃がしっかり引き落とされているなら大家が退去を要求することはできないのです。

家賃滞納・ゴミ屋敷・事故物件は別な話

例外的にすぐ出ていかなければならない場合はあります。家賃の滞納が続いてしまっているという例があります。1ヶ月分の滞納は問題ありません。2ヶ月分でも許容されているので問題になりません。しかし、3ヶ月以上になるといつ退去を要求してもいいという見方があります。これは入居者が家賃を払えない事情など、いろいろな要素を考慮されるからです。ただし、3ヶ月分からは危険ということになります。このようなことになった場合、だいたい1ヶ月くらいの期間をもらえます。なぜなら、遺族と死亡した入居者は、本人とは別人だからです。他の例外な例として、故人がその賃貸住宅をゴミ屋敷にしてしまったというものがあります。また、自殺や孤独死をされてしまいその物件が事故物件になってしまった場合です。このような時はすぐに部屋の状態を正常にして退去をする必要があります。遺族の方にとっては酷なことですが他の入居者の生活を守り、不動産価値を保つためにも必要なことです。特にゴミ屋敷の場合即日清掃・即日退去を要求されることもあります。もちろん即日というのは、実際には数日以内ということですが可能な限り早く退去するようにです。この場合、遺品整理も早急に行うことが必要となります。

遺品整理のおすすめの時期とは

遺品整理の時期でおすすめの決め方をお伝えします。賃貸契約上、守らなければならない期限があります。それは賃貸物件の退去期限 ・相続税の申告期限の2つです。退去期限はだいたい3〜6ヶ月、相続税は10ヶ月です。これは気持ちの整理を着くまもなく、遺品整理をするのはとても辛いことです。

自分の遺品整理、生前整理のすすめ

遺品整理という大変な仕事は残された家族に負担をかけてくないと思う方はけっこういらっしゃると思います。また、ご自身の生きてきた証を振り返り気持ちの整理をつける意味にも生前整理はおすすめです。

生前整理のメリットとは

どんな物事や仕事でも事前に用意をしっかりしている人の周りでは関係者が楽をできるものです。これは相続、遺品整理においても同じで、亡くなられる方が生前整理をしっかりされていると遺族の方々はびっくりするほど楽になります。

・全財産のデータを見やすくまとめる

・誰に何を相続させるのかをすべて遺言状などに      まとめる

・その内容を前々から全員に伝えて納得してもら       っている

・葬儀はどうするか、誰を呼ぶかなども決めてい      る

このように決めて置くことによって亡くなられたあとの遺族の負担は本当に少なくなります。事前に全員が納得しているため相続争いもなくなります。

必要な書類も全て揃えておく

相続の手続きで多くの遺族が困るのは書類を揃えることです。なので生まれてから亡くなるまでの戸籍謄本を揃えることです。特に本籍地を色々変えてしまっていると、さかのぼって揃えなければならないので、確認だけでもしておくと良いでしょう。

家具家電や身の回りの品物も出来るだけ整理しておこう

生前整理は手続きが必要なものも大切ですが物品などの生理も大切です。身の回りの整理を日頃からしておくと残された家族への負担も減らすことも重要です。本当に必要なもの」「そうでないもの」を分別し、「なくても困らないものを処分する」ことがとても大切になります。生前整理のお手伝いも当社でいたしますのでお気軽にご相談ください。

まとめ

遺品整理をいつから始めるかは、賃貸や相続税などの期限が関係ない方であれば「自由」なのですが、いつかはやらなければなりません。どんな事でもやるのであれば早く取りかかるにこしたことはありません。しかし、なかなか始めることが難しい場合は、当社のような業者に頼っていただくことも良いと思います。大切な方を亡くされるショックなどは大きいですが一定の期間がすぎたら立ち直り、健康で明るい生活を送ってもらいたいとねがっているのではないでしょうか。

遺品整理・生前整理は生活を良くする

遺品整理も、生前整理を始めることによって家族と日々のこと以前の思い出や、これからの事を話をしたりしてよりきずなを深めることができたり旅立った時の残された家族の負担を減らすこともできます。そしていま、スッキリと生活ができることと思います。当社もお手伝いが出来れば幸いでございます。お見積もり、ご相談は無料ですのでお気軽にお問い合わせください。

 

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