ゴミ屋敷に住む人々の性質と対処法


この頃メディアで取り上げられるいわゆる「ゴミ屋敷」は、どうして生まれてしまうのでしょうか。このようなことになることが理解不能と思う方も多いと思います。が、しかし少しわかる気がする方もいるかもしれません。今回はゴミ屋敷にしてしまう人の性質や、近隣に与える被害など、ゴミ屋敷を解決するための対処法などについてお話していきたいと思います。

家をゴミ屋敷にしてしまう人の性質

片付けられない人々のすべてに当てはまるわけではありませんが次のような考えを持つ人が多いです。

『もったいない!』と物を溜め込み、捨てられない

戦後間もない物資が不足していた時代に生まれた世代の中には物を大切にします。捨てることをもったいないと感じてためらいます。こうした人は、物が豊かになった今でも何かを捨てることに罪悪感を持っています。このもったいないに、何らかの原因で『強迫観念』が加わると、食品のトレーや食べ残しなど、明らかなゴミでも捨てることが悲しくなり溜め込んでゴミ屋敷となってしまう例もあります。

過労によるストレスを抱えている

仕事で多忙を極めてしまうと物理的に家の中のゴミを集めて捨てることが物理的に出来なくなることもおきます。また、オーバーワークの状態が続くと「働いても思うような成果が上がらない」「ミスや失敗が続く」「自分は無能と思い込む」「生きる気力が持てない」といった感情に心が支配されゴミに囲まれてぼんやりと過ごすような日々が続くということもおきます。

身体的理由で掃除やゴミ捨てができない

一人暮らしの高齢者や単身で暮らしていて、家族と疎遠になっている人が体調を崩した時も部屋は散らかってしまいがちです。手足や腰の不調でゴミを捨てに行くのが辛いと感じて溜め込んでしまうこともあります。初めは気にしていても、一度ゴミの多い状態に慣れてしまうと、周りから見ればゴミ屋敷でもそこまで深刻に考えていないというという場合も起こります。

精神的な問題や発達障害などを抱えている

物を捨てられない理由にはもったいないと本人が言っても別に理由が隠れていることもあります。例えば発達障害を抱えている人の中には「物事に集中できない」「ルールや決まりを覚えられない」という症状に悩んでいることもあります。片付けについても捨てるべきものと置いておくべきものの区別が出来ない 、整理整頓が難しいといった症状としてあります。

ゴミの捨て方がわからない

燃えないゴミや資源ごみ、瓶や缶、そしてプラスチック類など、ゴミを分別して決められた曜日に出すという作業は、認知症や発達障害を抱えている人にとっては大変複雑に感じられます。そして、ゴミの日を覚えられなかったり、ゴミの分別が出来ずに、その結果家の中にゴミが溜まってしまうことが起こります。

社会からの孤立により寂しさを感じている

子供の独立や配偶者との別れなどで周囲に家族がいなくなると寂しさからものを溜め込んでしまう人もいます。古いものや壊れているものにも思い出を感じて捨てられなかったり、スッキリした部屋にいると孤独を感じてしまったりして片付けられずに過ごすことになります。

ゴミが近隣にもたらす悪影響

ゴミ屋敷を放置していると次のような影響を引き起こすことがあります。

悪臭、害虫などによる近隣への影響

特に生ゴミの多いゴミ屋敷では、夏の暑い時期になんと強い悪臭が漂います。近隣からは苦情も出ます。悪臭だけではありません。ネズミやハエ、ゴキブリなどの害虫が大量発生することもあり、近隣にまで侵入してしまうだけでなく害虫や害獣が持つ病原菌で衛生環境が悪くなり、周辺地域まで被害が拡大する場合があります。

火災の原因を作ってしまう

ダンボールや包装紙など大量にあれば、タバコの不始末などが大きな火災へ発展してしまう可能性も高まります。また、電源に指したコンセントに積もった埃から発火する「トラッキング火災」の原因ともなってしまいます。

【脱】ゴミ屋敷のために

ゴミ屋敷にしてしまうととても大変な問題が起こることがわかりました。ではどのような手段を取れば良いでしょうか?

行政に相談する

自治体の中にはゴミ屋敷について条例を定めているところもあります。手に負えないと感じたら一度自治体へ連絡することをオススメします。連絡を受けた自治体の担当のスタッフが、ゴミ屋敷へ向かい、状況を調査した後、行政の手を入れる管理不全の状態かどうかを審査会で判断することになります。

プロの業者に相談する

ゴミ屋敷を片付けることが決まり取り掛かることになった場合、やはりとほうにくれてしまうこともあるとおもいます。害虫やら悪臭やら出てきて刺されてしまったり、大量のゴミが落ちてきて怪我につながったりとリスクがあります。そこで私たちのような不用品回収業者に依頼することもひとつの手段です。

まとめ

ゴミ屋敷にしてしまう人々は身体的理由や精神疾患、寂しさや孤独と言った理由でゴミを捨てられなくなってしまいます。ゴミ屋敷をそのままにしていると、害虫の発生や悪臭、火災のリスクなどの被害が近隣にまで及ぶため、早い段階で行政に相談したりプロの業者へ片付けを依頼するのが良いでしょう。当社も、ご相談お見積もりは無料でさせていただいておりますのでお気軽にご相談お待ちしております。

 

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